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お使いのワイヤレスアウトドアスピーカー、本当に防水ですか?

アウトドアでの使用を目的としたスピーカーはいつも防水なのでしょうか? その答えはあなたが予想するほど簡単なものではありません。実は質問そのものも少し複雑です。防水や耐水といった言葉はよく耳にしますが、この2つの違いとは一体何なのでしょうか?

防水・耐水性は分かりにくい分野ですが、電気製品やサービスの基準を定める便利な国際基準システムが存在します。このシステムを理解することで、お使いのワイヤレスアウトドアスピーカーの防水・耐水性をより正しく理解することができます。

水滴のついたSoundLink Flex Bluetooth speaker

IP規格・等級について

IPXX

製品の保護等級はIPという文字によって示され、IPの後には2つの数字が続きます。最初の数字は砂や泥、埃といった粒子を含む固形異物の侵入に対する保護レベルを示し、2つ目の数字は水に対する保護の程度を示します。この表記の中で数字のいずれかに「X」が使用されている場合、そのカテゴリーでの性能テストが実施されていないことを意味します。

等級は以下のように分類されます。

IPX0

製品に防水性能はありません。

IPX1~IPX4

製品に水滴や水の飛沫が落ちたり、かかったりしても、動作に支障はありません。

IPX5~IPX6

製品は水を低圧または高圧で噴射しても動作に支障はありません。「耐水」性能があるとみなすことができます。

IPX7~IPX8

一定時間なら製品を水没させても、動作に支障はありません。「防水」性能があるとみなすことができます。

IPX9

製品に高圧・高温の水を噴射しても、動作に支障はありません。

IECのロゴ

Ingess Protection Rating (またはIPコード) は、世界各国の組織が参加する非営利 (NPO) ・非政府 (NGO) 団体の国際電気標準会議 (IEC) が定めるシステムです。IECは1906年にジュネーブを本部として結成され、現在は172か国、2万人以上の専門家の活動を統括しています。

ボーズが実施している厳しい試験

ボーズのポータブルスピーカーには厳しいテストを実施しており、IP規格を参照することでアドベンチャーの程度に合わせて適切なワイヤレスアウトドアスピーカーをより容易に選択できるようになります。例えばSoundLink Flex Bluetooth® SpeakerはIP67規格を有しており、これは耐塵性と防水性があることを意味します。パドルボードに持って行ったり、砂浜やプールサイドでも安心して使用することができます。万が一水の中に落ちてしまっても、水面に浮く設計なので水から引き上げることができます。

ボーズのプロジェクトエンジニアであるRebecca Kowalczykは、新しいSoundLink Flexの開発チームの一員です。開発内で最も重要となったのは最善の素材選択であったとKowalczykは述べています。「素材選択で重視したのは本質的に耐久性を持つ素材でした。このため、グリルにパウダーコーティングを施したのは当然の選択であったと言えます。今では常時屋外に設置されるプロ仕様のスピーカーにもパウダーコーティングが採用されています。」

SoundLink Flex Bluetooth Speaker

SoundLink Flexの外装ボディも耐久性に優れています。「シリコンについても同じことが言えます。シリコン素材を採用することで環境の影響を受けづらく、損傷しにくい性質があります。もちろん、選択した素材には開発プロセス全体にわたって厳格な試験を行っています。」

カスタムシャワー装置を使用して試験品の浸水試験を行うJon Rapp

ボーズのリライアビリティエンジニアであるJon Rappは、設計過程でカスタムシャワー装置を使用した試験品の浸水試験を担当しています。「これはユーザーのさまざまな使用事例をシミュレーションするために開発したものです」と述べ、彼は次のように続けています。「例えば、試験品全体に熱い石鹸水を循環させ、浸水する可能性が極めて高い過酷な状況を与えます。試験の目的は製品を極限状態にすることです。そうすることで、想定されるユーザーの使用環境以上の性能余力を評価できます。そしてこの試験の主な目標は、製品に不具合が出るまでストレスをかけた後、故障原因を明らかにして、その原因を排除するような設計を実現することです。」

防水性能の限界

水に沈むSoundLink Micro Bluetooth speaker

アウトドアでの使用を目的としたスピーカーが本当に防水仕様かどうか疑問に思われた場合は、慎重に判断する際の基準や目安として、製造段階で実施した具体的な試験に基づくIP等級を使用することができます。ただし、等級にかかわらず長時間水にさらすと故障の原因になります。例えば、IPX7規格のデバイスは、水深1 m未満の水に最長30分放置しても問題ありませんが、これよりも長時間放置したり、さらに深く沈めると、浸水して故障する可能性があります。

そうした中でもボーズのアウトドアスピーカーは防水性を考慮して製造されています。特に新しいSoundLink Flexはボーズ最高レベルの防水仕様を備えており、季節を問わずアウトドアでも安心して音楽を楽しむことができます。ビーチで1日中過ごしたり、雨の中をハイキングしたり、一面の銀世界でスキーを満喫したり、あらゆるシーンであなたのリスニング体験をサポートします。

ビーチチェアに取り付けられたSoundLink Micro Bluetooth speaker
水から引き上げられたSoundLink Flex Bluetooth Speaker

製品、仕様などは、国によって異なる場合があります。

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アウトドアに最適なスピーカーを見つけよう

Bluetoothスピーカーを雨の中や水の近くで使用することはできますか?

一部のボーズBluetoothスピーカーは防水または耐水設計で、多湿環境などでも使用することができますが、スピーカーを水や湿気にさらす前に必ず製品仕様をよく確認してください。

ボーズのBluetoothスピーカーは防水または耐水設計ですか?

はい。Bose SoundLink FlexとSoundLink Micro Bluetooth SpeakersはIP67規格の防水・防塵設計で、屋外での使用に最適なスピーカーです。

防水スピーカーとは何ですか?

防水スピーカーとは水や湿気に耐えられるように設計されたスピーカーのことを指します。屋外での使用や、水辺でのアクティビティを楽しむ際の使用に最適です。

防水スピーカーの防水規格について教えてください。

防水スピーカーには異なる防水規格・等級があり、水や湿気に対する保護レベルが示されています。ボーズが展開しているスピーカーの大半は、IPX4、IP55またはIP67規格です。

防水スピーカーをプールサイドや海辺で使用することはできますか?

はい。ボーズの防水スピーカーはプールサイドや海辺での使用を考慮して設計されていますが、使用前に必ず防水規格を確認してください。

複数の防水スピーカーを一緒に接続することはできますか?

はい。防水設計のボーズのSoundLinkシリーズスピーカーは、複数のスピーカーを接続してより臨場感のある (ステレオ) オーディオ体験を実現することができます。

ボーズの防水スピーカーは耐久性に優れていますか?

はい。ボーズの防水スピーカーは耐久性に優れているだけではなく、水や湿気にも耐えられる設計になっています。

耐水仕様と防水仕様の違いについて教えてください。

防水設計のスピーカーは浸水・水没にも耐えられる設計となっています。一方、耐水設計のスピーカーはある程度まで水に耐えることができますが、浸水・水没に耐えることはできません。