計算し尽くされたテレビの位置
そもそも佐々木さんが暮らすヴィンテージマンションは、リノベーションしたことで隅々まで住人のこだわりを感じ取れる部屋。 なによりも特徴的なのが、テレビを最大限に楽しめるようにと考えられたレイアウト。
「間取りでいうと、いかに正方形で大きく取れるかを考えましたね。そのあとは、テレビが起点になっています。最初はテレビを寝室前の壁に置こうとおもっていたんですけど、ここ日当たりがいいんですよ。それで、リノベーションを担当してくださった方と光が反射して観えないんじゃないかって話になって。それでいまの位置に落ち着きました。ソファはテレビ用とも言えるし、そのまま寝られる用ですかね(笑)」
空間にも暮らしにもメリハリが出るように、キッチンからテレビのある壁まではいくつかの段差を設けた佐々木さんのお部屋。テレビの高さは壁掛けにしたことで上下の調整が効かないため、事前にソファからの視線を計算して高さを決めています。
音声切り替えでビックリ! テレビの内蔵スピーカーには戻れない
帰ってきたら、すぐにテレビのスイッチをオン。部屋にいるときは、ほぼつけっぱなし。地上波のバラエティ番組からAmazonの「Prime Video」「Prime
Music」、他にも「YouTube」といった映像・音楽をたのしむためのオーディオは、テレビと小型スピーカーが担っています。
「よく観るのは邦画、洋画、バラエティですね。アクションはあまり観ないので、最近は邦画のなかでも静かな作品を観ることが多かったです。音楽も好きなので、スマホをスピーカーにつなげるか、テレビでYouTubeを流しています」
これまで音質にこだわりはなかったそうですが、いざ『BOSE SOUNDBAR 500』を体験してみたら、「この音質以下は無理って感覚になりました。もう戻れない」と興奮気味。
「静かなトーンの邦画作品では、俳優さんがボソボソしゃべるようなシーンも多いんですよ。いままでそういうシーンになると聴こえづらくてボリュームを変えていたのが、これはクリアに聴こえるからボリュームをいじらずに映画に集中できます」
取材時にも様々なジャンルの作品で音を聴き比べてもらったのですが、テレビ内蔵スピーカーとスイッチングするたびに一同驚愕。
「こうやって音声を切り替えるとめっちゃわかりますね! セリフだけじゃなくて、自然の音(SE)までハッキリ聴こえるじゃないですか。
いま観たなかでも、雨の音とかケータイをパカって閉める音まで聴こえましたよね。
他にも『シン・ゴジラ』とか、ドキッとしちゃいました。背景の音までちゃんと聴こえてくるから、臨場感というか、当事者感が強まって世界観に没入できるんでしょうね。
アクションものって動きだけを追いかけて、ある程度パターンが決まってくると飽きちゃうからあまり観なかったんですけど、これからは観るようになりそうだな」
淡々と続く会話劇や、無音ともおもえる静かな場面。これまで単調に感じたあの作品も、『BOSE SOUNDBAR 500』で鑑賞しただけであらたな魅力を得られるのです。
「音を聴き直したくなりますね。それで言うと、『シャーロック・ホームズ』を観なおしたくなりました。当時は会話がメインだとおもって観ていたけど、聴き逃していた音を拾ったらもっと面白く感じるんでしょうね」
インテリアのアクセントにもなるデザイン性
ホームシアターをより楽しむには、音以外にもこだわるべきポイントがあります。それは、テレビ周りをスッキリさせること。
せっかく音質を向上させても、目の前がゴチャついていては、作品の世界観に没入する前に「ああ、部屋を片づけなくちゃ」なんて気が散ってしまいそう。ですが、佐々木さんのようにシンプルにまとめていればそんな心配も無用。
「ぼくは、電化製品周りをシンプルにしたがりなんです。そのほうが映像も入ってくるし、余計なものはなくていいかなって。
いい音を求めると大仰なスピーカーになりがちですけど、これは音質の割にコンパクトなのもいいですよね」
とは言え、佐々木さんのお部屋はミニマリストのようにシンプル一辺倒というわけでもないのです。細々したモノは溢れているのに、スッキリした印象を受けます。その秘訣は、なんなのでしょう?
「とくに意識してないんですよ。雑貨も好きでよく買っちゃうし。(テレビ横にある)ズボンをかけているラダーも、これまでは窓際に置いていたんですけど、ススキを衝動買いしちゃったのでそこに持ってきただけで。でも、モノをごちゃごちゃって集めるところと、置かないところは無意識に分けている気が……しないでもないです(笑)。あとは、一人暮らしにしては広いからかも」
「ライブDVDもいろいろと持っているんですが、まだプレーヤーをつなげていなくて」ということですが、接続するためのHDMIケーブルは廊下側の棚の下に引かれていました。こうすることでテレビ周りにプレーヤーを置く必要がなくなり、シンプルに保てる。事前に計算尽くされたリノベーションだからこそできる裏ワザです。
音質だけではない、豊富な機能
テレビ内蔵スピーカーとの音声切り替えを試すときにも、笑いながら「このサウンドでMichael Jacksonの『THIS IS IT』を観たいですね」と音楽好きの顔も覗かせる佐々木さん。
『BOSE SOUNDBAR 500』は、無料のBose Musicアプリを使えば、Amazon MusicやSpotify Premiumといった音楽配信サービスにもカンタンにアクセス可能。さらに今後はApple AirPlay2にも対応予定です。スマホやタブレットもBluetoothで接続できるので、映像も音楽もテレビで楽しんでいた佐々木さんにはピッタリの製品と言えます。
「音楽代わりにYouTubeを流しっぱなしにしていることも多いですから。Amazon Alexaの音声操作にも対応しているし、これはほんと便利ですよね。男の人はこだわって、すべて揃えてからスタートみたいになるじゃないですか。でも、これなら一台で満足いくから入り口として丁度いい。難しいこともないし、デザインもシンプルでインテリアになじむ。オーディオに詳しくない女性にも勧めたいですね」
佐々木さんも「友だちが遊びにきたら、音声切り替えで驚かしますよ」なんて笑っていましたが、いい音というのは体感しないことにはなかなか伝わらないもの。“百聞は一見にしかず”ではないですが、BOSE直営店でも体験できるようなので、ぜひ試してみてください。
「テレビのスピーカーとここまで違うの!?」って、きっと驚くはずですから。