- 先進的なデジタルオーディオプロセッシングによる最新のスタジオクオリティエフェクト
- コンプレッサー、リミッター、ディエッサー、ノイズゲート、コーラス、フランジャー、フェイザー、トレモロ、ディレイ、リバーブの高品質エフェクト
- ナチュラルなボーカル・楽器のサウンドを生み出すToneMatchプロセッシング
- ToneMatchプリセットに合わせてサウンドを素早く効果的に補正するzEQ
- ToneMatch、イコライザー、ダイナミクス、エフェクトの設定はチャンネル毎に独立
- Aux出力専用のリバーブと全チャンネルで使用するためにグローバルに設定されるシェアードリバーブ
- マスター出力には会場の音響特性の補正に役立つイコライザーを装備
- S1/L1/F1 systemと組み合せて、入力から出力まで自由に音質を調整
概要
T4S ToneMatch Mixerは、すべてのアーティストのために設計されたウルトラコンパクトな4チャンネルミキサーです。直感的で操作しやすいユーザーインターフェースとボーズ独自の高性能DSPエンジンでスタジオ品質のイコライザー、ダイナミクス、エフェクトを実現。内蔵のBose® ToneMatch®プロセッシングとzEQから驚きのサウンドが生み出されます。さらに、ボーズのL1/F1システムと組み合せると、細部まで入念に作り込まれた高品質サウンドで空間を満たします。頑丈な設計に加えて、直接操作できるコントロール、見やすいLEDディスプレイ、シーンリコール機能を搭載。ステージ上で思い通りのパフォーマンスを発揮できます。T4Sは、すべてのアーティストに信頼される真のステージ用ミキサーです。
最新のスタジオ品質のエフェクトと先進的なデジタルオーディオプロセッシングが、音楽のパフォーマンスを新たなレベルに引き上げます。イコライザー、ダイナミクス、エフェクトはすべてチャンネルごとに独立して設けられているため、思いのままにミキシング可能。ボーカルや楽器のナチュラルな音色を引き出すBose ToneMatchプロセッシングを使って、驚きのサウンドをすぐに実現します。さらに、ToneMatchプロセッシングに統合されたzEQを使うことで、アーティストが思い描いたトーンにその場で仕上げることができます。Bose L1/F1システムとT4Sを組み合せると、ボーズのポータブルPAシステムのポテンシャルを最大限引き出すことができます。
- ライブステージに最適な操作コントロールとインジケーター
- すぐに使えるユーザーインターフェース
- タップテンポディレイ、クロマチックチューナー、リコール可能なシーン機能を搭載
- 暗いステージでも読みやすく使いやすいLEDディスプレイと自照式コントロール
FAQ
T4S/T8S ToneMatch Mixerとは何ですか?
T4S/T8S ToneMatch Mixerで音楽を思いのままに。すべてのアーティストのために設計されたコンパクトな4チャンネル/8チャンネルミキサー。直感的で操作しやすいユーザーインターフェースとボーズ独自の高性能DSPエンジンでスタジオ品質のイコライザー、ダイナミクス、エフェクトを実現。内蔵のBose ToneMatchプロセッシングとzEQから驚きのサウンドが生み出されます。さらに、ボーズのL1/F1システムと組み合せると、細部まで入念に作り込まれた高品質サウンドで空間を満たします。ToneMatchミキサーは頑丈な設計に加えて、直接操作できるコントロール、見やすいLEDディスプレイ、シーンリコール機能を搭載。ステージ上で思い通りのパフォーマンスを発揮できます。ToneMatchミキサーは、ステージ上でパフォーマンスを繰り広げるすべてのアーティストにとっての究極のミキサーです。
T4S/T8S ToneMatch Mixerの特長を教えてください。
高品位なオーディオプロセッシング
最新のスタジオ品質のエフェクトと先進的なデジタルオーディオプロセッシングが、音楽のパフォーマンスを新たなレベルに引き上げます。イコライザー、ダイナミクス、エフェクトはすべてチャンネルごとに独立して設けられているため、思いのままにミキシング可能。ボーカルや楽器のナチュラルな音色を引き出すBose ToneMatchプロセッシングを使って、驚きのサウンドをすぐに実現します。さらに、ToneMatchプロセッシングに統合されたzEQを使うことで、アーティストが思い描いたトーンにその場で仕上げることができます。Bose L1/F1システムとT4Sを組み合せると、ボーズのポータブルPAシステムのポテンシャルを最大限引き出すことができます。
ライブ配信を簡単に実現
Bose T4S ToneMatchは、フル装備のオーディオインターフェースです。FacebookやInstagram Liveのようなプラットフォームで、パフォーマンスをストリーミングできます。内蔵のUSBインターフェースで簡単にPC/Macに接続。スタジオ品質のマイク、プリアンプ、ファンタム電源、イコライザー、ダイナミクス、エフェクトを使ってサウンドを思いのままにコントロールし、魅力的なライブ配信を演出します。
シームレスなライブコントロール
うす暗いステージ上でも的確な音の調整が可能な自照式のコントロールやインジケーターを搭載したT4Sは、ステージ上でアーティストのパフォーマンスに溶け込みます。直感的なインターフェースですぐに設定を行うことができます。タップテンポディレイ、内蔵クロマチックチューナー、呼び出し可能なシーン機能も搭載され、開演に向けた準備も容易です。T4Sは、ステージ上でパフォーマンスを繰り広げるすべてのアーティストにとっての究極のミキサーです。
コンパクトボディに凝縮された多様な接続機能
T4Sは多彩なコントロールに加え、サイズからは想像もできない優れた接続機能を備えています。4chのメインチャンネルには高品質オーディオプリアンプを採用し、マイクと楽器のためのXLRコンボジャック、オンオフ可能なファンタム電源が搭載されています。さらに、2chのAux出力、2chのAux入力、バランスステレオ出力、デジタルオーディオ伝送と給電のための2chのToneMatchポートが装備されています。この他に、USBメモリの再生やPC/Macとの接続に使用できるUSBポート(タイプAとタイプB)、専用のヘッドホンジャック、1/4インチTRSアナログ出力ジャックも搭載されています。
ライブ演奏で役立つ機能
頑丈な設計で、どこにでも持ち運びができるT4Sには、マグネット式の保護カバーとBose L1 Model IIやL1 Model 1S systemとの間でデジタルオーディオ信号の通信と給電を行うToneMatchケーブルが同梱されています(L1 Model IIとL1 Model 1Sは日本では販売しておりません)。底面に搭載されたインサートを活用すると、一般的なマウントアクセサリーで使いやすく手元に設置することができます。
T4SとT8Sの違いは何ですか?
T4SとT8Sには同じコンパクトなインターフェースと操作つまみが採用され、最新のデジタルオーディオプロセッシングも共通です。T8Sではチャンネル数が増強されており、マイク/ライン入力はT4Sよりも4ch多く、Aux出力はトータルで4ch装備しています。T8Sには出力のレベルがいつでも目視できる出力メーターも装備されています。T4Sは、付属のToneMatchケーブルをL1 Model IIやL1 Model 1Sと接続することで、デジタルオーディオ信号の送信と給電が可能です(L1 Model IIとL1 Model 1Sは日本では販売しておりません)。T8Sには標準でユニバーサル電源アダプターが付属し、ToneMatchリンクはサポートされていません(日本ではT4Sにもユニバーサル電源アダプターが付属します)。
ToneMatchプリセットとは何ですか。どのようなメリットがありますか?
ToneMatchプリセットは特定の楽器やマイク用に設計されており、L1 System、S1 ProまたはF1 systemと組み合わせることで性能を最大限に発揮します。ToneMatchプリセットはチャンネルごとに用意され、簡単な操作で、声や楽器そのものが持つサウンドに一気に近づくことができます。ボーズ独自のToneMatchプリセットをマイクや楽器に合わせて選択して、ボーズならではの優れた技術を体験してください。
zEQの背景にあるコンセプトはどのようなものですか?また、どのようなメリットがありますか?
通常のトーンコントロールは設計上、全帯域を、「High」、「Mid」、「Low」の帯域に分割し、コントロールを行います。これに対し、ボーズ独自のzEQでは、この3つの帯域をボーカルや楽器、それぞれが持つ帯域にフィットするように自動的にシフトします。zEQにより、トーンをより正確に調節でき、サウンドの微調整が容易になります。
T4SのToneMatchポートは何の役に立つのですか?
ToneMatchケーブルを使って、T4SのToneMatchポートと1台または2台のL1 Model 1S/II systemのToneMatchポートを接続します。追加の電源を用意する必要もなく、面倒な配線を行う必要もありません。L1 Model 1S/II systemとともに使用する場合は、たったこれだけで、デジタル接続の高品質オーディオを堪能できます(L1 Model IIとL1 Model 1Sは日本では販売しておりません)(注: T4Sのみが該当します。T8Sには電源が必要です。T4SとL1 Model 1S/II systemを接続してしない場合、ユニバーサル電源アダプターを使用して給電できます)。
T4S/T8S ToneMatch Mixerのゲインの適切な設定方法を教えてください。
入力ソースとなる楽器の出力ボリュームを通常の動作位置に合わせます。または、マイクに向かって最大の声量で歌います。T4S/T8Sのマスターボリュームとチャンネルのボリュームが0になっていることを確認します。楽器やオーディオソースから、パフォーマンス中に想定される最大の音量の信号をT4S/T8Sに入力し、該当するチャンネルのトリムコントロールをシグナル/クリップインジケーターのLEDが緑に点灯するまで時計方向に回します。インジケーターが赤で点滅または点灯する場合は、トリムコントロールを反時計方向に回して、緑の点灯になるまでレベルを下げます。
T4Sの2ch、T8Sの4chのAux出力とは何ですか?
プリミックスまたはポストミックスで取得できるダイレクト出力信号で、個人用モニターやアンプ、レコーディング機器などのさまざまな外部機器に接続して活用することができます。Aux出力は¼インチバランスTRSケーブルに対応しています。
T4S/T8S ToneMatch Mixerには何チャンネルの入力があり、それはどのようなタイプの入力ですか?
T4Sには4ch(1~4)、T8Sには8ch(1~8)のアナログ信号の入力チャンネルがあり、コンボ入力コネクターが搭載されています。このコネクターは、バランスXLRオーディオケーブル、¼インチバランスTRSケーブル、アンバランスTSケーブルに対応し、様々な音源との接続を容易に行うことができます。
Aux入力5/6(T4S)およびAux入力9/10(T8Sのみ)には、¼インチバランスTRSケーブル、あるいはアンバランスTSケーブルを接続できます。2つのAux入力は互いに独立で、ボリュームとパンを別々に設定することができます。Aux入力はステレオの入力として、PCオーディオインターフェースやミキシングコンソール、キーボードやシンセサイザーの出力と接続して便利に使うことができます。
T4S/T8Sに設定されているToneMatchプリセットのバージョンはどうすれば確認できますか?
グローバルファンクションの設定メニューを選択し、システムにどのToneMatchプリセットバンクが読み込まれているかを確認します。ロータリーセレクターでグローバルファンクションの「Prefs」メニューを選択します。「Menu」ボタンを押してメニューリストを選択し、「Select」ボタンを回してリストをスクロールし、「ToneMatch」をハイライトします。
T4S/T8SのToneMatchプリセットをアップデートする方法を教えてください。
T4S/T8SにはPCと接続可能なUSBインターフェースが装備されています。製品ページにアクセスして、プリセットの定期アップデートがないかご確認ください。
ボーズシーンとは何ですか?
T4S/T8Sにはそれぞれ5種類のボーズシーン(Bose scene)があり、具体的な使用状況の想定に対するデフォルトのプロセッシングの設定が登録されています。最高のサウンドを創り出すための最初の一歩として利用することができます。T4Sには、Singer/songwriter、DJ/playback、Drums and bass、Electric works、Factory settingsのボーズシーンが登録されており、T8Sには、Full Band、String Band、Stereo DJ、Electronic、Factory settingsのボーズシーンが登録されています。
T4S
Bose Scene 01 – Singer/songwriter
このシーンは、キーボードまたはギターを演奏し、MP3トラックで伴奏を流すこともある、そんなシンガーソングライターのためにデザインされています。
Bose Scene 02 – DJ/playback
このシーンは、DJイベントやオーディオ再生が必要なパフォーマンスのためにデザインされています。2本のマイクの他、MP3プレーヤーやDJミキサー、ノートPCなどを接続することが想定されています。
Bose Scene 03 – Drums and bass
このシーンは、ベースギターとドラムにMP3プレーヤーやノートPCからのサウンドを加える状況を想定してセットアップされています。
Bose Scene 04 – Electric works
このシーンは、エレキギター、アコースティックギター、ベースギター、キーボードのパフォーマンスを想定してセットアップされています。
Bose Scene 05 – Factory settings
このシーンはT4ミキサーの設定を工場出荷時の設定に戻します。このシーンを読み込むと、これまでに行ったすべての変更が消去されます。
T8S
Bose Scene 01 – Full Band
このシーンは、フルトリオバンドのためにデザインされており、ドラムキット、ベースギター、エレキギター、3本のボーカルマイクの使用を想定してセットアップされています。このセットアップでは、Aux入力9/10をバッキング用のトラック、あるいはセット間の音楽の再生に利用することを想定しています。
Bose Scene 02 – String Band
このシーンは、ストリングバンドのためにデザインされており、ハンドドラム、ベース、複数のギター、マンドリンと複数のボーカルマイクの使用を想定してセットアップされています。
Bose Scene 03 – Stereo DJ
このシーンは、ステレオ構成で複数のソースをプレイするDJパフォーマンスのためにデザインされています。MC(ラッパー)やアナウンスのために4本のボーカルマイクを使うことが想定されています。
Bose Scene 04 – Electronic
このシーンは、エレクトリックバンドのためにデザインされています。ステレオソース、2台のステレオキーボード、2本のボーカルマイクを使うことが想定されています。
Bose Scene 05 – Factory settings
このシーンはT8Sミキサーの設定を工場出荷時の設定に戻します。このシーンを読み込むと、これまでに行ったすべての変更が消去されます。
ユーザー定義シーンとは何ですか?
T4S/T8Sではユーザー定義可能な5つのユーザーシーンを用意しています。ユーザーシーンを利用することで、パフォーマンスシーン(ミキサーの状態の完全なスナップショット)の保存、呼び出し、編集を簡単に行うことができます。保存されているユーザーシーンを呼び出し、最小限の修正のみを行うようにすることで、常に一貫性のあるサウンドを出力できます。ボーズシーンから、ミキサーの各種設定を変更してお気に入りの状態に仕上げたら、ユーザーシーンとして保存します。こうすることで、後で簡単に呼び出すことができるようになります。ユーザーシーンをうまく活用することで、必要な設定作業の量を大幅に削減することができます。
シェアードシーンとは何ですか?
シェアードシーンはToneMatchアップデーターソフトウェアを使ってT4S/T8SからPCに送信できるユーザーシーンです。シェアードシーンを利用することで、コミュニティの他のメンバーとシーンをシェアすることができます。製品ページにアクセスして、ソフトウェアの定期アップデートがないかご確認ください。
T4S/T8S ToneMatch Mixerに内蔵エフェクトはありますか?内蔵されているエフェクトの特長と、どのような場合に使うのかを教えてください。
はい。ユーザーが任意のチャンネル、またはすべてのチャンネルに独立して設定/調整ができるエフェクトのリストは以下のとおりです。記載されている調整パラメーターはすべてチャンネルごとに別々に設定することができます。
エフェクト
モジュレーション
Chorus 1: Brite - アコースティック楽器によく合う、きらめくような揺らぎのコーラスです。ミックス、デプス、スピードを調整することができます。
Chorus 2: Warm - コーラス1と似ていますが、高域をやや抑えています。ミックス、デプス、スピードを調整することができます。エレキギターやベースによく合います。
Chorus 3: Dark - コーラス2に似ていますが、さらに高域を抑えてよりダークなトーンになっています。ミックス、デプス、スピードを調整することができます。エレキギターやベースによく合います。
Flanger 1: Tape - フィードバックなしのテープスタイルフランジャーです。ミックス、デプス、スピードを調整することができます。エレキギターやベースによく合います。
Flanger 2: Feedback - フランジャー1とほぼ同様ですが、フィードバックエフェクトがプリセットされています。
Phaser 1: Stomp - クラシックな「ストンプボックス」スタイルのフェイザーです。ワイドスピードのフェイザーで、スピードとフィードバックを調整することができます。エレキギターやベース、キーボードによく合います。
Phaser 2: Rack - クラシックな「ラック」スタイルのフェイザーです。ポジティブミックスタイプのフェイザーで、スピードとフィードバックを調整することができます。エレキギターやベース、キーボードによく合います。
Phaser 3: Warm - ヴィンテージスタイルのフェイザーです。ポジティブミックスタイプのフェイザーで、スピードとフィードバックを調整することができます。エレキギターやベース、キーボードのエフェクトとして最適です。
Phaser 4: Bright - 低音域のないフェイザーです。ポジティブミックスタイプのフェイザーで、スピードとフィードバックを調整することができます。エレキギターやキーボードによく合います。
Tremolo - ヴィンテージスタイルのトレモロエフェクトです。スピードとデプス(深さ)を調整することができます。ギターやキーボードのエフェクトとして最適です。
ディレイ
アナログ、デジタル、テープから選ぶことができます。ディレイの設定/調整はチャンネルごとに独立しており、ミックスレンジとフィードバック時間の調整パラメーターをそれぞれのチャンネルに対して別々に調整することができます。例えば、Ch1にはボーカルのためにテープディレイを選択し、Ch2にはギターのためにアナログディレイを選択するといった使い方が可能です。ディレイ時間は中央のつまみを回して設定する方法の他に、中央のつまみを任意のテンポで押すことで設定する方法(タップテンポ)にも対応しています。
Digital Delay - リピート音に色付けのないストレートなデジタルディレイのエフェクトです。ミックス、タイム、フィードバックを調整することができます。ギターやドラム、ボーカルとよく合います。
Analog Delay - リピート音が時間とともに劣化していくクラシックなアナログディレイのエフェクトです。ミックス、タイム、フィードバックを調整することができます。ギターやドラム、ボーカルとよく合います。
Tape delay - アナログディレイよりもリピートの崩れが大きいヴィンテージスタイルのテープディレイのエフェクトです。ギターやホーン、ハーモニカ、ボーカルとよく合います。
リバーブ
T4S/T8Sではリバーブタイプはグローバルファンクションとしてアクセス可能で、マスター出力とAux出力に対して適用することができます。マスター出力とAux出力のリバーブタイプは別々に設定することができます。リバーブタイプには、Plate、Small、Medium、Large、Cavernの5種類があり、マスター出力から送信されるリバーブ信号のディレイタイムとレベルを制御します。グローバルファンクションで一部またはすべてのチャンネルで使うようにリバーブタイプを選択すると、各チャンネルではリバーブのミックスレンジとブライトネスを設定できます。リバーブタイプはあくまで全チャンネル共通の設定で、ロータリーセレクターを回して、ミキサーモードとして「Reverb Type」を選択することで変更できます。
Plate - 一般的なスタジオプレートリバーブのアンビエンスを再現します。タイムとバランス(近距離反射と遠距離反射のミックス比)を調整可能です。ギターやホーン、パーカッション、ボーカルとよく合います。
Small - 小規模空間のアンビエンスを再現します。タイムとバランス(近距離反射と遠距離反射のミックス比)を調整可能です。ギターやホーン、パーカッション、ボーカルとよく合います。
Medium - 中規模空間のアンビエンスを再現します。タイムとバランス(近距離反射と遠距離反射のミックス比)を調整可能です。ギターやホーン、パーカッション、ボーカルとよく合います。
Large - 大規模空間のアンビエンスを再現します。タイムとバランス(近距離反射と遠距離反射のミックス比)を調整可能です。ギターやホーン、パーカッション、ボーカルとよく合います。
Cavern - 極めて大きな空間のアンビエンスを再現します。タイムとバランス(近距離反射と遠距離反射のミックス比)を調整可能です。ギターやホーン、パーカッション、ボーカルとよく合います。
ダイナミクス
Compressor 1: Light - プリセットされた低い圧縮比を持つコンプレッサーです。スレッショルドとゲインの調整が可能です。最小限のレベルコントロールを必要とする多くの楽器やマイクに有効な汎用コンプレッサーとして利用できます。
Compressor 2: Medium - プリセットされた適度な圧縮比を持つコンプレッサーです。スレッショルドとゲインの調整が可能です。微妙なレベルのコントロールが必要なベースやギター、キーボードなどの楽器、ボーカルに有効です。
Compressor 3: Heavy - プリセットされた高い圧縮比を持つコンプレッサーです。スレッショルドとゲインの調整が可能です。ホーンやドラムなどの大音量の楽器に有効です。より積極的なレベルコントロールが要求されるボーカルや楽器にも有効です。
Noise Gate - スレッショルドとスピードの調整をチャンネルごとに独立して行うことができるノイズゲートです。オープンマイクや高出力の楽器のピックアップが拾う外部ノイズを抑えることができます。
Limiter - リミッターです。スレッショルドとゲインの調整はチャンネルごとに独立して行うことが可能です。入力信号がオーバーロードになることを防ぎ、出力音圧を適切なレンジに維持します。
De-esser - ディエッサーです。スレッショルドとゲインの調整はチャンネルごとに独立して行うことが可能です。ボーカルの歯擦音と関係する高音を抑える有用なコンプレッサーです。
Kick Gate - キックゲートはボーズ独自の技術で、マイクからのフィードバックを回避して
キックドラムを大音量で演奏することを可能にします。キックゲートは以下のようにして使います。
- 適切なマイクを接続します。マイク入力に対するゲイン(トリム)を正しく設定することが重要です。思い切りキックしたときに、LEDのシグナル/クリップメーターが、赤にならずに緑に点灯するように調整します。
- キックゲートをアクティブにします。最初はデフォルトの設定を使います。システムのボリュームを、実際に演奏するときのレベルに合わせます。
- 実際の演奏で使う最もソフトな打音を演奏します。この打音は明瞭に聴き取れなければなりません。
- ソフトに演奏しながら、スレッショルドのつまみを時計回りに回すと、打音が時々聴き取れなくなる状態になります。この状態からスレッショルドを3 dB下げます。
- キックドラムを通常の音量で演奏します。「Tightness」コントロールを反時計方向に回して、サウンドにボリューム感を加えます。
- これでキックゲートの調整は完了です。気持ちよく演奏できます。
複数のエフェクトを各チャンネルに、または全チャンネルにかけられますか?
はい。1つのチャンネルで複数のエフェクトのプロセッシングが実行され、同時に他のチャンネルでは、それぞれまったく別の、複数のエフェクトのプロセッシングが実行されている、という状態に設定することが可能です。それぞれのエフェクトには、ユーザーが調整可能なパラメーターが用意されており、その調整値もチャンネルごとに異なる値を設定することができます。
サブミックスを作成してハウスPAシステム、またはレコーディング機器に送ることはできますか?
はい。T4S/T8SのAux出力から必要な入力チャンネルの信号を選択してマスターとは異なるミックスとして出力することができます。Aux出力の設定はロータリーセレクターでPAN/AUXを選択してアクセスすることができます。各チャンネルのタップポイント(信号を引き出すポイント)もDry(プリアンプの後)、Pre(イコライザーとエフェクトを含む)、Post(フェーダーの後)から選択することができます。
T4S/T8Sにギターアンプをモデリングする機能はありますか?
いいえ。ディストーションはT4S/T8Sに入力する前にかけ、T4S/T8Sにはクリッピングしていない信号を入力してください。ギターにディストーションサウンドが必要な場合には、以下のような方法があります。
- 機器をインラインに挿入する方法: 一般的な方法は、市販のエフェクトペダルを使うことです。DSPを使ってギターピックアップ、ギターアンプの真空管やスピーカーキャビネットによって生成される音のモデリングを行うDSPアンプモデラーなどを使う場合もあります。
- ギターアンプの出力音をマイクで拾う方法: 別の方法として、ギターアンプとマイクを使います。マイクはスピーカーのできるだけ近くに設置します。ギターアンプの音量は、欲しいトーンが得られる最低の音量に設定し、ToneMatchから出力されるサウンドを最大限活用できるようにします。ギターアンプの音量があまり下げられないときは、舞台袖などステージ以外の場所にアンプを置くことも検討してください。この方法のコツは、小型で低出力のギターアンプを使用することです。
- アッテネーターを使う方法: アンプの出力をPAに入力するのを好むギタリストもいます。そのためには、「Plate Soak」や「Hot Plate」などの負荷装置を使用して、T4S/T8Sの入力段に適合するラインレベルの信号に変換する必要があります。
- ギターアンプの「ライン出力」を使う方法: ギターアンプの中にはこのオプションが利用できるものもあり、これを好むギタリストもいます。ギターアンプのボリュームを下げ、ToneMatchから出力されるサウンドのみが聞こえるようにします。
ToneMatchミキサーと楽器の接続に関して詳しくは、取扱説明書をご覧ください。