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Bluetooth®接続距離 : Bluetoothのカバー範囲は何メートルか

Bose S1 Pro+ Portable Bluetooth® Speaker Systemを使ってバーでギターを弾いているミュージシャン

どんなオーディオ体験でも、基盤となるのは「繋がり」です。その繋がりとは、あなたにとって特別な曲やショー、ポッドキャストを選ぶことを指す場合もありますが、それらを再生するデバイスとそのサウンドを展開するBluetoothヘッドホン、Bluetoothイヤホン、Bluetoothスピーカーなどと、スピーカーと のデジタルな繋がりを含むものでもあります。

Bluetoothテクノロジーは、現在展開されているほぼすべてのメディア再生機器に搭載されている最も重要なワイヤレステクノロジーのひとつであり、お使いのスピーカーを通してオーディオ信号ルートを提供します。クリアで力強いオーディオを展開するために、安定した接続と広いBluetooth接続距離は、必要不可欠なものです。

最新のBluetooth 5.3バージョンを搭載したボーズ製品のBluetooth接続範囲は、最大約10 mまでの接続範囲をカバーしています。最新バージョンが搭載された製品には、Bose QuietComfort Ultra EarbudsBose QuietComfort Ultra Headphones、そしてボーズのBluetoothスピーカーシリーズであるBose SoundLink Flexなどが含まれます。

Bluetoothの接続範囲はさまざまな要因の影響を受けるため、思い通りの豊かなイマーシブオーディオ体験を実現するためには、Bluetoothの仕組みと、通信距離や強度を妨げる要素を理解することが重要です。大切な知識を次で確認していきましょう。

Bluetoothのカバー範囲

Bluetooth信号は柔軟性がありますが、Wi-Fi®やラジオと比べると比較的弱いものです。これはつまり、製品やBluetooth規格によってその接続範囲が異なることを意味します。Bluetoothの一般的な接続範囲は、一般的なスマートフォン、ヘッドホン、イヤホン、ポータブルスピーカーを含む一般的電子機器の場合、約10 mの接続距離を持つクラス2に分類されます。

Bluetooth 5.0以上のものは、接続範囲とその品質が強化されています。例えば、これらはレシーバーとトランスミッター間の相互的な通信を低減し、チャネル規格を向上して通信のためによりクリアなチャネルを特定することができます。

Bluetoothの仕組み

Bluetoothの接続を強固かつ最大範囲で持続するためには、まずBluetoothの仕組みを理解する必要があります。基本的にBluetoothテクノロジーとは、インターネットを使用することなく極超短電磁波を介して2つのデバイスの接続を可能にするものです。これによりオーディオ信号は、リモコンとしてこの電磁波とともに素早くデバイスからスピーカーへと伝達されます。また、Bluetooth接続は共有のデジタルパスキーが必要となるため、Bluetoothはペアリングされたデバイス間のオーディオを保つことができます。

BluetoothヘッドホンBluetoothイヤホンの高度なBluetoothは、ペアリングや接続のモニタリングを容易にし、最大接続範囲内での接続維持をサポートすることができます。接続の開始準備が整ったデバイスのライトは青色に点滅し、接続が完了すると止まり、完全に点灯します。また、「接続準備完了」や「…に接続しました」といった音声コマンドでも、接続状況のアシスタントと確定をお知らせします。

Bose Musicアプリでも、Bluetooth接続の管理を行うことができます。ボーズ製品は多くのデバイスとの接続を保つことができ、SoundLink Flex Bluetooth Speakerは最大8つのデバイスとの接続を維持することが可能です。接続を維持できるデバイスの最大数を超えて新しいデバイスを追加する際は、使用頻度が最も低いスピーカーの接続が解除されます。

Bluetoothの必要性

Bose QuietComfort Ultra Headphonesを着けて音楽を聴きながら踊っている女性

有線接続、特に絡まったケーブルを解く煩わしさを知っている方なら、Bluetoothのようなワイヤレステクノロジーがどれほどオーディオ体験を向上したかをよくご存知であると思います。ケーブルを取り除くことで、お気に入りの音楽や番組をずっとスマートかつ簡単に楽しめるようになります。

このように快適さと利便性が向上されたオーディオ体験は、生活のあらゆる側面やシーンへと組み込まれるBluetoothテクノロジー統合の発展を促進しています。デバイスを有線でばかり利用してきた方にとっては、仕事に最適なヘッドホンを見つけることで毎日の生活が全く新しいものへと変わるはずです。

Bluetooth接続範囲に影響を与える要素

普段からBluetooth搭載のイヤホンやヘッドホンをお使いの方なら、Bluetooth接続状態や範囲は使用するシーンや使用の仕方によって異なることをご存知でしょう。接続状態や範囲に差異が生じるのは、これらを制限または強化する要素が多数存在するためです。こうした一般的な要素を理解することによって、強固でクリアな接続状態の維持をサポートすることができます。

物理的な障害物

電磁波と同様に、Bluetoothは固体を通過することができる上、その強度を保つことができます。しかし、デバイスとスピーカー間の障害物が増えるほど、信号への影響も増大します。また、Bluetoothが通過する物質の種類も接続に影響をもたらします。木材、ガラス、プラスチックといった物質は特に問題がありませんが、金属、石膏、コンクリートといった物質はBluetooth接続に悪影響をもたらします。実は人体もBluetoothにとって好ましい物質とは言えません。デバイスを身体に着用していたり、近くに置いている時は通信障害が生じている可能性があります。また、身体でBluetoothのアンテナが覆われてしまい、他のデバイスとの通信が困難になるケースもあります。つまりBluetoothの伝達経路に障害物がないほど、より品の高い接続がより遠くまで届くということです。

競合する周波数

現在ではBluetoothとWi-Fiはごく一般的なものとなりました。あらゆる場所に普及したことから空域の獲得競争が増加し、中でも同じ周波数帯である2.4 GHzを共有するWi-Fiルーターとの競合が激しくなっています。信号が重なり合ってしまうことから信号強度や範囲が妨害されてしまい、この問題は信号密度が極めて密集化した、現代の都市環境特有の課題となっています。

気象状況

泥の上に置かれた防水仕様のBose SoundLink Flex Bluetooth Speaker

Bluetoothは水との相性がよくありません。これは水分子が信号を吸収してしまい、Bluetoothの接続範囲やパフォーマンスを制限してしまうためです。つまり、湿度の高い日や雨などで大量の水分が大気中に含まれている際、Bluetooth信号は晴れて乾燥した日と比較して遠くまで届かないことがあります。一方、デバイスが長時間高温や低温環境などに晒されない限り、気温の変化はそれほどBluetooth信号に影響を与えません。

バッテリー持続時間

デバイスと同様に、Bluetoothも作動するためには電力を使用します。デバイスのバッテリー残量が低いほど、Bluetoothの接続や接続強度が弱くなります。デバイスのフル充電状態を維持することで、強固なBluetooth接続を最大接続範囲で維持することができます。

送信出力

大声で話せば、より多くの人に聞こえますね。この仕組みはBluetoothテクノロジーにも当てはまります。Bluetoothの場合、このことを送信出力と呼びます。送信出力は-20 dBm (0.01mW) から+20 dBm (100 mW)で、長距離でもクリアなサウンドを聞き取ることができます。

受信感度

受信感度は、レシーバーが認識できる最低信号強度の度合いのことを指し、簡単に言うとデバイスから最も静かな (小さな) サウンドをクリアに聞き取れるようにするものです。Bluetoothテクノロジーの受信感度は、最低でも-70 dBMから-82 dBmであるよう規定されています。

素材の品質

品質と価格が呼応するように、Bluetoothの質も素材の品質によって左右します。低価格のヘッドホン、イヤホン、ポータブルスピーカーの安価な素材は、自然とBluetoothの強度に影響を与え、接続範囲も短くなります。さらに品質には、バッテリーの質やソフトウェアの効率性、そしてイヤホンやヘッドホン、ポータブルスピーカー内の耐水・耐汗素材の有無も含まれます。より高品質のデバイスに投資することで、Bluetoothの強度と接続範囲を高めることができます。

強固な接続を実現するために

強固なBluetooth接続は、ランニング、音楽鑑賞、瞑想・集中、サウンドスケープを楽しんだり、友達のためにDJを担当したり、掃除の間に最新のポッドキャストをキューに追加したりと、動作の自由度を高めてくれます。接続範囲が広いほど、あなたを取り巻く人々や、抱いている情熱、愛してやまないオーディオとの繋がりを深める機会を増やすことに繋がります。

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