空間オーディオとは？

突き詰めて言うと、空間オーディオとはアップグレードされたサラウンドサウンドのことです。革新的なテクノロジーによって生み出されたオーディオフィルターは、私たちの耳が距離や音の方向を認識する方法をシミュレーションすることができ、これらのフィルターをコンテンツを形成するさまざまな構成要素に異なる度合いで適応することによって、空間オーディオは楽器や音声、あらゆる方向や距離で展開されるサウンドが生み出すダイナミックなリスニング体験を実現し、まるで3Dでサウンドが展開されているような臨場感を提供します。

オーディオの楽しみ方を大きく変える革新的なこの空間オーディオへの注目は、音楽好きやメディア好きの中で急上昇しています。Qualcommによる2022 State of Sound Reportによると、41%のアンケート回答者が空間オーディオを搭載したワイヤレスイヤホンへより多く投資することに対して前向きであり、73%の回答者はすでに空間オーディオに関する知識を持っているということが分かりました。さらに、このテクノロジーの主要な成長エリアは映画、音楽、ゲームであり、ライブスポーツへの需要も高まりを見せていることが明らかになっています。

空間オーディオの簡単な説明やその人気はご理解いただけたと思いますが、空間オーディオとは厳密に一体どのようなものなのでしょうか？そして、これほどの人気や注目を集める理由は何なのでしょうか？ 空間オーディオが持つ明らかなメリットは、アップグレードされた音質です。よりリアルな音の拡がりを提供することによって、エンターテインメントの楽しみや魅力を最大限に高めることができます。ボーズの新しいBose QuietComfort Ultra Headphonesはイマーシブオーディオを実現することができ、さらに優れた音質をお楽しみいただけます。

空間オーディオには、ウェルネスに関連するメリットもあります。Music and Scienceの研究によると、空間オーディオは私たちが実際に音楽や音を聴く方法を真似た3Dサウンドを実現することができるため、ストレスを軽減する力を持つ可能性があることを明らかにしました。これは、低音質による損失部分を補うために脳が忙しく活動し、ストレスレベルが高まるケースが当てはまらなくなるためです。

映画館が実現する臨場感のあるサウンドは対象ベースなので、効果音や音声、音楽が球面空間、つまり左右さらには頭上まで展開されます。一方ヘッドホンはバイノーラルベースを使用しており、これは外耳道に配置されたマイクを使用してサウンドを耳内で再現するもので、実際に音を聴いているかのようにシミュレーションしてサウンドを再現します。

ノイズキャンセリングヘッドホンは、接続するだけですぐに空間オーディオを使用できます。追加のスピーカーや高価な装備を揃える必要はありません。適切なヘッドホンがあれば、着用するだけで自動的に空間オーディオ体験をお楽しみいただけます。品質の低いヘッドホンは空間オーディオサウンドを阻害してしまうため、満足できないリスニング体験へとつながってしまいます。

現在、空間オーディオはすべてのコンテンツで利用できるわけではありません。一部のコンテンツタイプのみが対応しているため、お使いのアプリやスマートフォン、ストリーミングサービスが5.1、7.1、またはDolby Atmos対応であるかを確認してください。ボーズは空間オーディオに対応した新しい製品を展開しています。現在展開しているサウンドバーモデルにはBose TrueSpaceテクノロジーを採用しており、Dolby Atmos非対応のオーディオをアップミックスすることでサウンド体験を高めることができる機能を搭載しています。コンテンツが空間オーディオに対応している場合は自動で起動されるため、空間オーディオのオン / オフをその都度操作する必要はありません。

空間オーディオのパフォーマンスはオープンスペース内では制限されてしまいます。これは効果的に空間オーディオを展開するためには多くのスピーカーを配置する必要があるためです。TrueSpaceテクノロジーが搭載されたボーズのサウンドバーなら、Dolby Atmos非対応のシグナルをアップミックスすることができるため、頭上にスピーカーを設置することなくダイナミックにサウンドを展開でき、優れたホームオーディオソリューションとなります。

ボーズの空間オーディオは、頭の動きに合わせてサウンドが変化するヘッドトラッキングテクノロジーを搭載した極めて革新的なものです。この機能は優れたノイズキャンセリング機能を連携することで、ボーズだけが実現できる真にリアルなリスニング体験を生み出すことができます。